医療費控除でいくら戻る?還付金額をカンタンに計算する方法

年間10万円を超える医療費を支払った場合、医療費控除の確定申告をするとお金が返ってきます。

でも、「医療費控除でいくら帰ってくるのかな?1000円ぐらいなら面倒だしいいや」

と思われる方もおられるのではないでしょうか?

そこで、医療費控除で帰ってくる金額をカンタンに計算する方法をご紹介します。

医療費控除の還付額早見表

おおよその額が知りたいという場合は、こちらの表をどうぞ。

共働き家庭の場合(=妻が扶養外)

年収(額面) 医療費控除
発生最低額
支払医療費
5万 10万 15万 20万 25万 30万
軽減される税額
110万 22,500 4,125 11,625 19,125 26,625 34,125 41,625
130万 32,500 2,625 10,125 17,625 25,125 32,625 40,125
200万 61,000 0 5,850 13,350 20,850 25,725 35,850
250万 78,500 0 3,225 10,725 18,225 23,100 33,225
300万 96,000 0 600 8,100 15,600 22,500 30,600
350万 100,000 0 0 7,500 15,000 22,500 30,000
400万 100,000 0 0 7,500 15,000 25,250 30,000
450万 100,000 0 0 10,000 17,750 30,000 32,750
500万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
550万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
600万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
650万 100,000 0 0 10,500 20,500 30,500 40,500
700万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
750万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
800万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
850万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
900万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
950万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
1000万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000

この表を画像で見る

専業主婦家庭の場合(=妻が扶養内)

年収(額面) 医療費控除
発生最低額
支払医療費
5万 10万 15万 20万 25万 30万
軽減される税額
110万 0 0 0 0 0 0
130万 0 0 0 0 0 0
200万 61,000 0 5,850 13,350 20,850 28,350 35,850
250万 78,500 0 3,225 10,725 18,225 25,725 33,225
300万 96,000 0 600 8,100 15,600 23,100 30,600
350万 100,000 0 0 7,500 15,000 22,500 30,000
400万 100,000 0 0 7,500 15,000 22,500 30,000
450万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
500万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
550万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
600万 100,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000
650万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
700万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
750万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
800万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
850万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
900万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
950万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000
1000万 100,000 0 0 15,000 30,000 45,000 60,000

この表を画像で見る

早見表ご利用のさいの注意点

早見表ご利用のさいには以下の点にご注意ください。

  • 「支払医療費」は、10万円を引く前の金額です。
  • 「軽減される税額」は、「還付される所得税」+「来年安くなる住民税」の合計額です。
  • 簡易計算ですので、実際の金額とはズレる可能性があることをご了承ください。(社会保険料を一律15%としているためです。)
  • 生命保険料控除、寄付金控除(ふるさと納税)、住宅ローン控除等なしで計算しています。
  • 妻が扶養内でも、パート(38万円以上103万円未満の収入)の場合は還付金額が数千円減る場合があります。
  • 16歳以上の子のいる家庭では還付金額が数千円減る場合があります。

医療費控除の返金額の詳しい計算方法

より正確に控除額を計算したい場合は、以下の通りです。

  • STEP.1
    医療費の合計額を計算
    領収証で医療費・交通費などの合計額を集計します。
    この数字を「A」とします。
    >>妊娠・出産で医療費控除の対象になるもの(まとめ)
  • STEP.2
    源泉徴収票を準備
    職場から12月末~1月にもらった源泉徴収票を準備します。

  • STEP.3
    所得金額計算
    課税所得金額を計算します。

     

    課税所得金額=給与所得控除後の金額-所得控除の額の合計額

     

    源泉徴収票を見てみてください。

     

     

    「給与所得控除後の金額」はオレンジの欄です。
    「所得控除の額の合計額」は黄色の欄です。

  • STEP.4
    所得税率を確認
    自分に適用される所得税率を確認します。

     

    STEP3で出した「課税所得金額」は次のどこにあてはまりますか?

     


    (表は所得税の税率|国税庁より)

     

    あてはまる税率をメモしてください。(この数字を「B」とします。)

  •  
  • STEP.5
    税額を計算
  • 所得税額、住民税額を計算します。

     

    所得税額=(医療費(A)-10万円)×所得税率(B)

     

    →この金額が、確定申告の数週間後に銀行口座に振り込まれます。

     

    住民税額=(医療費(A)-10万円)× 10% (※住民税率は一律10%)

     

    →この金額が、その年の6月から支払う住民税に反映され、少し安くなります。

     

    これが、医療費控除により返還を受けることのできる額となります。

※所得税率については、「超過累進税率」という仕組みが採られています。
そのため、課税所得金額が各税率の最小金額(195万、330万など)をわずかに超える金額の場合は、「所得税額=(医療費(A)-10万円)×所得税率(B)」では正確な減税額が計算できません。
たとえば課税所得金額200万円、医療費総額20万円の場合は、10万円が医療費控除の対象となり、5万円×10%+5万円×5%=7500円が医療費控除による所得税還付額となります。

※総所得金額等が200万円未満の人(目安として収入310万円程度)は、医療費総額が10万円未満であっても、総所得金額等の5%が医療費控除の対象となります。

医療費控除の還付金はいつもらえる?

医療費控除の還付金が戻ってくるのは

所得税 → 確定申告の2週間後~2か月後

住民税 → その年の6月からの給料の天引きが少し安くなる

という形になります。

医療費控除に関する情報はこちらでまとめています。

医療費控除と確定申告の記事一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です