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退職した妊婦さんに!定期預金で得する方法~退職金ゼロでも使える退職金特別金利定期まとめ~

出産と前後してお仕事を退職される方もいらっしゃることと思います。
そんな人だけが使える「退職金優遇金利」って知っていますか?

今って、普通の銀行の定期預金に預けると、金利は0.01%程度ですよね。

[参考]三井住友銀行定期預金金利

100万円預けても年80円ぐらいしか増えません!

でも、一部の銀行では、退職した人限定で、年利1%を超える定期預金を募集しているんです。

「退職金特別金利」とか「退職金定期プラン」という名前でWebサイトに載っていることが多いです。

もとはリタイア世代向け

この退職金定期プランは、もともと多額の退職金を受け取る60代がターゲット。
「退職金金額が上限」という縛りがある場合が多いです。

でも、一部の銀行では、退職金のない妊婦さんでも金利1%超の預金を利用できるんです!

以下にまとめてみました。

退職金ゼロでも利用できる退職金特別金利定期のある銀行

三井住友信託銀行

退職金特別プラン
3ヶ月定期・年7.00%など 預入額500万円以上

三菱UFJ信託銀行

ご退職者特別プラン
3ヶ月定期・年7.0%など 預入額500万円以上

あおぞら銀行

退職金投信運用プラン
3ヶ月定期・年6.00%など 預入額250万円以上

500万円の貯金が必要

調べたところ、退職金なしで利用できるのは上記三行のみでした。
(他にありましたら、ぜひ教えてください。)

いずれも「貯金○○万円以上」という制限があるので、ちょっとハードルが高いですが・・・
1%を超える金利なんて、めったにないチャンスです!

家中の貯金を集めて500万円以上になれば、利用できてすごくラッキーなのでぜひ調べてみてください。

(私も数年前に、会社を退職したとき、これで数万円トクすることができました。)

信託銀行って何?一般人が使っていいの?

「信託銀行」という見慣れない銀行が出てきて、「それはなに?」と思われた方もおられるかもしれません。

信託銀行とは、普通の銀行業務以外に、信託財産の運用、相続関連業務、不動産の仲介業務などを行う銀行です。

もともとは、大地主などのお金持ちが取引する銀行というイメージの銀行でした。

しかし、現在は間口を広げる戦略をとっているようで、住宅ローン、教育資金贈与の非課税制度など、若い世代向けのサービスを打ち出しています。

単に定期預金を預け入れるだけであれば、通常の銀行とまったく違いませんので、気にせず口座を作りに行って問題ないです。

必要な書類

退職金優遇金利プラン利用の際に必要なのは「退職を証明できる書類」

退職を証明する書類

退職金の源泉徴収票、雇用保険の離職票などがまず必要です。

離職票

画像出典:ハローワークインターネットサービス

ない場合は、退職日の分かる、任意の形式の「退職証明書」でもよいようです。
(私は、「こんな書類をください」とサンプルを見せて勤務先に書いてもらいました。
「退職証明書 ○年○月○日に退職したことを証明する」だけの内容でしたがOKでした。実際に利用されるさいには、念のため、各銀行にお問合せください。)

ねんきん定期便

一部の銀行(三井住友信託銀行)では、ねんきん定期便を持って行って、ライフプランのご相談をしなければ、金利が少し不利になります。

年金定期便とは、毎年誕生日前に郵便で届く、これまでの年金加入履歴や将来もらえる年金額を書いた書類です。

どのプランを使う?

とはいえ、「3ヶ月1.7%」とか、「3ヶ月で6.5%」とか、複数のプランがあって分かりにくいですよね。

おすすめの使い方はこちらです。

退職金特別プランの金利比較

例えば三井住友信託銀行では以下三つのプランがあります。

(1)定期預金コース(3ヶ月定期タイプ)
定期預金3ヶ月もの年1.0%

(2)投資運用コース・運用20タイプ

投資信託との組み合わせで、3ヶ月定期年2.50%、または1年0.75%。
(ただし、総額の20%以上で投資信託またはラップ口座を購入。)

(3)投資運用コース・運用50タイプ

投資信託またはファンドラップとの組み合わせで3ヶ月定期年7.00%、または1年1.85%。
(ただし、総額の50%以上で投資信託またはラップ口座を購入。)

どのプランがお得なのか?

退職金金利優遇キャンペーンを使うさい、どのプランがお得か、迷ってしまいますよね。
私は、絶対に(1)のプランをお勧めします。

(3)は、金利が最大7%で、すごくお得に見えるのですが、投資信託かファンドラップを購入しなくてはなりません。

たとえば、1000万円預け入れた場合のことを考えてみましょう。

投信セットプランの場合

投資信託は、購入された方なら分かると思いますが、購入するだけで手数料がかかります。

退職金特別金利プランで購入できる投資信託は、現在、どれも手数料1%以上のものばかり。

おまけに、金額が変動し、元本保証ではありません。

1000万円預け入れて投信セットプラン・運用50タイプを選択するとこうなります。

利息:500万円×年7.00%×90日/365日=86,301円(税引前利息)
→ 税引後 68,769円

※正確な金額は、預入日によりちょっとずれます。

これに対し、総額の50%(=500万円)の投資信託を買うと、手数料1.5%とすると

手数料:500万円×1.5%=75,000円

つまり、利息が8万6301円分ついても、手数料で7万5000円も取られているので、預け入れた瞬間、儲けが1万1301円にまで目減りしてしまいます。

利息-手数料:86,301円-75,000円=11,301円

さらに、投資信託は株や為替に連動して値動きがありますので、数万円~数十万円のプラスもマイナスもあり得ます。

500万円の投資信託を買うと、数日で5万ぐらいは簡単に変動します。
もちろん逆に、儲かることもあるわけですが・・・。けっこうこわいですよね。

(余談ですが、2009年頃は、手数料0.5%程度の日経225インデックスファンドなども購入できました。その後、不利に改正され、今では手数料の安い投信は退職金セットプランでは購入できなくなっています。)

定期預金3ヶ月プランに預けるとどうなる?

これと比較すると、(1)のプランは手堅く増えます。

利息:1,000万円×年1.00%×90日/365日=24,657円(税引前利息)
→ 税引き後 19,649円

おまけに、3ヶ月で1000万円全額を引き出すことも可能。
3ヶ月後に同じ1000万円を別の銀行の退職金定期に預け入れて、効率的に運用することができます。

(2)(3)で、投信の価格変動のリスクのある取引をするより
(1)の元本保証の定期預金で2万円の利子をもらうほうがかしこい気がしませんか?

そのため、三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行の退職金金利でも、「全額を定期預金にする」というプランが私のおすすめです。

投信セットプランしかないあおぞら銀行は利用しません。

私ならこうします

もし私が今年会社を退職し、1000万円以上のお金を準備できたとしたら、以下のようにします。

三井住友信託銀行
退職金特別プラン 定期預金コース(3ヶ月タイプ)」を利用

満期が来たらおろす(利息約19,649円)

三菱UFJ信託銀行
ご退職者専用プラン 定期預金プランB」を利用(1年)

満期が来たらおろす(利息約19,922円)

※利息額は税引きの概算額です。預ける月により多少変動します。

この方法で1000万円を預けて回していくと、45,493円ぐらいの金利がつく見込みです。
預けておくだけでこの金額って、すごいですよね!

各銀行のWebサイトには、「○月○日まで」と書いてありますが、これまで数年間期間延長されているので、終わる可能性は低いと思います。
(金利は改訂されています。)

条件にあてはまっている方は、ぜひ使ってみてください!

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