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沐浴剤(沐浴料)って必要?~買わなくてよかった出産準備品~

「沐浴剤(もくよくざい)」って妊婦になるとよく目にしますが、出産準備品として必要なんでしょうか?

沐浴って、母親学級なんかで何度か練習させてもらったのですが、ちゃんとできるのか、産前は心配で仕方ありませんでした。

それに、「沐浴は5分まで、難しければお湯につけるだけでも良い」なんて教えられ、「そんなに難しいのか?!」といよいよ不安に。

そんなとき、「沐浴剤を使えばカンタン」というチラシを見て沐浴剤を買ってしまいそうになりました。

でも、結果としては沐浴剤、買わなくてよかったです。

すぐ石鹸が必要になった

うちの子は、41週0日で生まれたせいか新陳代謝も活発で、生後すぐに乳児湿疹が出るようになりました。

自宅に帰って数日は、試しにスキナベーブのサンプル請求でもらった沐浴剤を使っていたのですが、顔に湿疹が出るようになりました。

そのため、すぐにジョンソンベビーの「ベビー全身シャンプー」に変更したところ、湿疹はすぐに消えました。

MEMO
持田製薬の沐浴剤「スキナベーブ」は無料サンプル請求が可能です。
スキナベーブのサンプル請求ページへ

沐浴剤って何?沐浴剤の成分とは?

そもそも沐浴剤ってなんだろう?という疑問ってありませんか?

沐浴剤として一番よく見かけるものは、持田製薬の「スキナベーブ」だと思います。

スキナベーブの成分はこちら。

  • ジメチルイソプロピルアズレン(グアイアズレン)*
  • ステアリン酸POEソルビタン
  • ステアリン酸ソルビタン
  • 流動パラフィン
  • ステアリン酸
  • セタノール
  • 還元ラノリン
  • 濃グリセリン
  • パラベン
  • グルコン酸クロルヘキシジン
  • 香料、水

   
*印は「有効成分」、無印は「その他の成分」

(持田製薬サイトより)

有効成分の「ジメチルイソプロピルアズレン」は、「アズノール」「アズレン」とも呼ばれ、抗炎症作用や、傷を治す作用があります。

やけどの際に塗る軟膏や、市販のうがい薬に含まれていますね。

「グルコン酸クロルヘキシジン」は、手指・皮膚の消毒、眼の消毒に使われます。

沐浴剤が赤ちゃんの眼に入ったら心配かな?と思っていましたが、眼科で消毒用に使われている成分なのでしたら安心ですね。

それ以外の成分は、乳化剤が中心です。乳化剤は沐浴剤に含まれる水と油分を分離させないようにすると同時に、赤ちゃんの体の皮脂をお湯に溶かす作用もあるのだと思います。

このように、ベビーバスのお湯に溶かして、ごく薄い濃度で消毒しつつ、炎症を抑えるというのが「沐浴剤」という商品です。

沐浴剤の使い方は?

沐浴剤はこのような使い方をするよう、公式サイトには書かれています。

  • STEP.1
    38〜40℃のお湯をベビーバスに5〜7分目(約20L)入れ、スキナベーブをキャップ1杯(5〜10mL)入れます。
  • STEP.2
    ベビーバスの外で顔を拭く
    ガーゼをスキナベーブをいれたお湯でぬらし、目を拭き、そのあと、おでこ→鼻の下→あご、と顔全体を拭きます。
     
    【ポイント】目は1回ずつ、ガーゼの面を替えて拭きます。
  • STEP.3
    服・オムツを脱がせて裸にし 足からゆっくりお湯にいれる
    裸にして赤ちゃんの体を観察したら、ガーゼまたは沐浴布を体にのせます。片方の手で首の後ろ、もう一方の手でおしりを支えて赤ちゃんを抱き上げ、足からゆっくりお湯にいれます。
  • STEP.4
    ガーゼで頭を洗う
    お湯に浸したガーゼで頭を洗います。
     
    【ポイント】頭は脂っぽいのでしっかり洗います。べたつきが気になるときや髪が多い場合はベビーバスに入れる前に石けんやシャンプーで洗っておきましょう。
  • STEP.5
    手のひらで上から順に体を洗う
    手のひらで首→胸・脇の下・腕・手→お腹→足→股、となでるようにやさしく洗います。
     
    【ポイント】首や腕・足のくびれ、脇の下、股は汚れがたまりやすいためていねいに洗いましょう。
  • STEP.6
    赤ちゃんを下に向け背面を洗う
    片方の手で赤ちゃんの脇の下を抱えて赤ちゃんを下に向け、手のひらで首→背中→おしり、とやさしく洗います。
     
    【ポイント】赤ちゃんのあごを腕に乗せるようにすると安定します。
  • STEP.7
    上向きにして一息ほど温め お湯から上げる
    背面を洗い終わったら赤ちゃんを上向きにして一息ほど温め、片方の手で首の後ろ、もう一方の手でおしりを支えてお湯から上げます。すすぎ、上がり湯は必要ありません。
     
    沐浴が終わったらバスタオルでこすらずおさえるようにして水分を拭きとります。特にくびれやしわの間などはきちんと拭きましょう。拭き終わったらオムツを軽くあて保湿をします。
(持田製薬「スキナベーブ」サイトより)

沐浴の手順としては、石鹸を使った場合と基本的には大きく変わりません。

ただ、「STEP.7」のところで、お湯から赤ちゃんを上げて、そのまま終了にしてしまえるのが違いです。

石鹸を使った場合は、ベビーバスのお湯をいったん捨てて、シャワーなどできれいなお湯をもう一度入れ、赤ちゃんをすすぐ必要があります。この手順を省略できるというのが沐浴剤のメリットですね。

沐浴剤のメリットは他にも

持田製薬のサイトには、「すすぎが不要」以外にも沐浴剤のこんなメリットが挙げられています。

すべりにくくて、安心。
石鹸を使わなくてもキレイになる。
新生児の肌のトラブルを防ぐ。

「肌のトラブル」というのも、抗炎症作用を持つ成分(ジメチルイソプロピルアズレン)が含まれていますので、水だけで洗うよりも良いのかな?と感じます。

「すべりにくくて安心」というのは、石鹸を使うとツルツル滑るから、ということなのでしょうか。個人的にはピンときません。石鹸を使うとしても、ガーゼなどに石鹸をつけて、体を洗う頃にはほぼ水に広がってしまいますので、「赤ちゃんが石鹸で滑りそう」と感じたことはないんですが、洗う手順によるんでしょうか。

沐浴剤を実際に使ってみました

沐浴剤スキナベーブのサンプル

沐浴剤「スキナベーブ」を実際に新生児の沐浴に使ってみました。

サンプル請求でもらえたのは2袋。さらに、妊婦向けイベントで配布されたものもこまめに集めており、合計6回分ほど手元にありました。

説明書どおり、ベビーバスのお水にまぜて使います。水の色が薄く青くなった気がします。

そこに赤ちゃんをつけて、ささっと拭いて終了ですので、確かに手軽!

ですが、「え?これで洗えてるのかな?」という思いはありました。毎日、母乳の吐き戻しや、汗や涙で脂っこくベタベタなのですが、沐浴後もなんだかベタっとしたまま。本当に石鹸を使わなくていいんでしょうか?

そのまま沐浴剤を使っていたのですが、たった2日で顔の乳児湿疹が悪化してしまいました! すごくかゆそうです。

思い出してみると、出産した産院と、産後ケア入院した助産院では、普通のベビーソープを使って赤ちゃんを洗っていました。家でもベビーソープのほうがいいんじゃないかな?と考えました・

試しに、泡タイプのベビーソープに変えてみると、肌がサラサラになり、「全身の脂がしっかり洗えている」という実感が。乳児湿疹は消えていきました。

生まれた季節や、その赤ちゃんの新陳代謝の速度にもよりますが、「沐浴剤では洗浄力が十分ではない赤ちゃんもいる」ということなのだと思います。

沐浴剤って必要?「必要ない」が私の答え

「沐浴剤って必要?」これから出産される妊婦さんにもしこう聞かれたら、私は「いらないと思います」と答えてしまいます。

「発売から40年以上」とスキナベーブのサイトには書かれていますので、それなりに売れている商品なのだろうと思いますが・・・。

産院でも、助産院でも沐浴剤を使っているのを見かけたことはないので、少なくとも「必須ではない」と思います。

赤ちゃんによっては、新陳代謝が活発でなく、しばらく沐浴剤で過ごせる子もいるのかもしれません。でも、いずれはベビーソープが必要になります。

というか、ベビーソープすら必須ではなくて、大人用の固形石鹸で良いのでは?と私は思っています。

MEMO
わが家の場合、泡タイプのベビーソープをサンプルでもらっており、生後3か月ほどまではそれを使いました。液体タイプのベビーソープ(ベビーシャンプー)は、目にしみないというメリットはありますが、固形石鹸よりは洗浄力が弱いと感じました。あせものような湿疹ができた時は、医師から石鹸を使うよう指示され、固形石鹸も併用したところ、症状は改善しました。

沐浴剤については、買うとしても、小さなサイズで十分では?と思います。

それよりも、沐浴に関しては、「沐浴」を必要以上に恐れないことのほうが大切だと思います。

沐浴って、母親学級とかで何度も練習させられますし「長湯しすぎて赤ちゃんが疲れないように」とか「水が耳に入らないように」なんて言われて怖くなってしまいますが、沐浴って健康な赤ちゃんにとっても気持ちの良いもののはず。

産後すぐにお風呂場でしゃがんだり、赤ちゃんを落とさないようにと負担はありますが、そんなに難しく考えなくていいのでは?と思います。

沐浴剤を買うなら小さいサイズで!おすすめの沐浴剤

それでもやっぱり出産前に沐浴剤を買っておきたい!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、小さいサイズを購入されるようおすすめします。

小さいサイズといえば、この二つですね。

スキナベーブの200ml。

ピジョンのベビー沐浴料200ml。

沐浴剤としては、他にこちらのブランドもあります。

アトピタの薬用入浴剤500ml。こちらも洗い流し不要です。

アイクレオのベビーベイジングリキッド400ml。

Amazonなどですぐ届きますし、「必要と思ったら買う」という程度でいいんじゃないかな?と思います。

沐浴剤が余ったら?

沐浴剤を買って、余ってしまった場合はどうしたらいいんでしょうか?
けっこう高いので、そのまま流して捨ててしまうのは抵抗ありますよね。

使い残した沐浴剤は大人がお風呂に入るときの入浴剤がわりに使えます。もちろん赤ちゃんと一緒に入るときにも使って大丈夫です。

保湿成分、抗炎症成分が含まれていますので、あせものできやすい夏までとっておいて、使われるといいと思います。

MEMO
持田製薬の沐浴剤「スキナベーブ」は無料サンプル請求が可能です。
スキナベーブのサンプル請求ページへ

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