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里帰りなし出産を乗り切るコツ~これから出産される方に伝えたいこと~

里帰りなし(+実家サポートなし)で出産して感じたことのまとめです。
(第一子出産後5ヶ月に書いたものを加筆修正しました。)

里帰りしないとなると、どうしても無理をしなければならない場面が出てきました。

そんなとき、以下3つの方法のうちどれかを選ぶしか仕方ないというのが現在の結論です。

  1. お金で解決する
  2. 手を抜くと決意する
  3. 無理しても気にしない

具体的に説明していきます。

【その1】お金で解決する

宅配弁当イメージ画像

便利な道具や食品、宅配弁当、産後ケア施設入院(産褥入院)、産後ヘルパーさん、などを利用しました。

詳しくはこちらに書いています。

>>産後向け宅配弁当ランキング
>>出産前にやっておいてよかったこと(里帰りしない出産編)
>>産後ヘルパー利用体験談

お金を使うと言っても、産後1月弱の期間限定です。

わが家では、上限を決めて使うことにしました。
(→「里帰りなしの出産で産後にかけたお金」)

これでずいぶん楽だった気がします。

【その2】手を抜くと決意する

家事のイメージ画像

「里帰りしてお母さんのサポートのある人と同じようにはできるわけがない」と自分の中で納得することで、ずいぶん楽になった気がします。

掃除が行き届かないこと、食事に手をかけられないこと、赤ちゃんが泣いていても、すぐには行ってやれないときがあるということ etc.

夫も同じレベルで納得してくれていた(と思う)ので、何とかやってこれた気がします。

【その3】無理しても気にしない

洗濯物イメージ

「里帰りしない」と言うと、かなりの頻度で「ムリすると更年期が辛いらしいよ」と言われませんか?

私は出産前にこう言われるたび、不安が増しました。

親切心から言っておられるのでしょうが、里帰り先がない人間にそんなこと言われても・・・。

そこで出産前、「更年期が辛いという説は無視しよう」と決めました。

理由は、「そんなことは医学的に証明できるわけがないから」。

もしそれを調査するとするとなったら、他の病気や、出産以外の時期のストレスなど、関係する要素が多すぎて、正確に分析できるとはちょっと思えません。

「更年期障害」自体が比較的新しい用語なのに、そんな複雑なことがすでに証明され、学説として確立しているとは考えにくいです。

というわけで、頭痛がしても、だるくても、出産直後なんだから当たり前。回復している証拠、と割り切りました。

大丈夫なのかどうかと気に病むよりは、とっとと片づけて、その後ゆっくり休めばいい、ということに決めると気持ちはラクになりました。

(後になって、頭痛がしていたのは産後の急激な体重減少のためだったと思いあたりました。)

余談ですが、「産後に無理すると更年期が辛い」というのは、東洋医学由来なのかなと、2014年に韓国の産後院(産後ケア)の見学ツアーに参加して感じています。

>>韓国の産後院見学ツアー参加のきっかけ

産後に無理するのは避けたほうがよいでしょうけれど、「体が弱っているときには無理しないに越したことはない」という一般論以上のことではないのではないかと思っています。

「子ども2人までは母親一人で大丈夫!」に励まされた

子育ての先輩の言葉も支えになりました。

第一子出産前に、お子さん4人を育てている方に実家・夫のサポートがない不安を相談したことがありました。

すると、「子ども二人までは母親一人で全部やっていけるわよ!」と断言されたんです。とても気持ちが楽になりました。

その方がおっしゃるには、「二人目までは母親一人で大丈夫」「三人目からは、夫の手伝いが必要(保護者会など、物理的に手が回らなくなり、夫も育児に参加するようになった)」とのことでした。

それを聞いて、「なーんだ、私なんて子ども1人だし、全然大丈夫だ」と思いました。

そして、二人出産してみて、その方のおっしゃるとおりだと感じます。

エベレスト? 富士山?

富士山イメージ画像

夫が楽観的だったのにも助けられました。

私が産後が心配、心配と繰り返していると、夫が一言「その大変さって、エベレストに一人で登るぐらいなの? 富士山に登るぐらいなの?」と聞いてきました。

この質問を受けて、我に返るところはありました。

「実家・義実家のサポートなく迎える産後」は心配ですが、人類史上初めての大ニュース!というようなレベルではありません。

日本だけでも年100万件程度のお産があるのですから、実家サポートなく出産している妊婦さんはいるはずです。

おそらく、「サポートなしの産後」は富士山程度の辛さなんですよね。

富士山なんて、年間何十万人も登山者がいて、みんな「辛かった、大変だった」って言いますよね。(たまに楽々登っちゃう人もいるみたいですが、それはさておき・・・)

その人にとっては、一生で一番辛かった思い出かもしれませんが、普通は命の危険はありません。

大変だとは言っても、私の知らない妊婦さんたちが、毎年直面して、毎年乗り越えてきている、その程度の大変さなのだ、と腑に落ちました。

夫に関しては、お産を楽観視しすぎていて、その後実際に、私の陣痛の痛みや、産後の辛さを目の前で見て、考え方を変えた部分もあったようですが、このときの質問で私の気持ちが楽になりました。

サイレントベビーが心配?

「泣きっぱなしで放置しておくとサイレントベビーになる」というのをネットで読み、心配したこともありました。

「サイレントベビー」という言葉は、「いま赤ちゃんが危ない―サイレント・ベビーからの警告」(柳沢 慧著 1990年)という本の出版あたりから広まったもので、和製英語のようです。

外国では同じような議論をしている例は見つかりませんでした。

そこで、この本を図書館で借りて読んでみたのですが・・・

医学的な調査をもとに論文として発表されたものではなく、開業小児科医が現場で感じたことを育児論の一つとして書いただけのものという印象を受けました。

そのため、本を読んだ後は、むしろ心配ないと感じるようになりました。

「感情に乏しい子が増えている」というようなことは、よくお邪魔する言語聴覚士さんのブログや、早稲田大学でのセミナー(聴講していた学校の先生が質問でそのようなことをおっしゃっていました)でも見聞きしており、現場ではそのように感じられるのだと思います。

ですが、それがすべて「泣かせっぱなしにしたこと」が原因だとは、医学的にはまったく証明されておらず、皆が今原因を探っている状態なのではないでしょうか。

早稲田大学のセミナーで聞いた限りでは、妊娠中のストレス、妊娠前後の妊婦の体重、低出生体重児などが原因なのかもしれないという印象を受けました。ですがその論もまだ検証中で、今は、それぞれの人が、それぞれの専門分野で、思い当たる原因を挙げている段階なのだと思います。そのため、私たち親がそれを真に受けて何かアクションを起こさなければいけないとはあまり思えません。)

育児に関しては「○○するとXXな子になる」、逆に「○○しないとXXな子になる」というのを、いやというほど耳にするのですが、基本的にすべて受け流してよいのではと私は思っています。

実母がいても大変なことはたぶん減らない

自宅イメージ画像

「里帰りしてお母さんがいても大変なのに一人なんて」とよく言われましたが、なんだか違うんじゃないかなあというのが私の感想です。

おそらく、産後1ヶ月の大変さは、眠れないし、慣れない赤ん坊がいるということが最大の原因で、誰かがいて助けてくれたとしても、変わらないのではないかなという気がします。

産後1ヶ月の大変さを「10」で表すとしたら、誰かのサポートを受けて楽になる部分って、「2」ぐらいなんじゃないかと思います。

そして、サポートを受けてラクになるのは、たいてい家事の部分です。

だったら、工夫して家事を省力化しておけば大丈夫なはず。

また、お母さんがいても、育児の知識が30年前のままなので、相談相手としてはイマイチという話はよく聞きます。(お母さん世代の方が読んでおられたら申し訳ありません。)

里帰りして実母とケンカ、自宅に実母に来てもらったら実母と旦那さんと険悪に、というのはよく聞く話ですので、全部自分でやるのも悪いものではないという気がします。

夫についても同じです。わが家は、夫が1週間単位での出張にたびたび出るのですが、夫のいない時期のほうがむしろラクだったりします。

ヘルパーさんにしても夫にしても、誰かを頼っても、結局、完璧に思い通りには動いてくれないし、それなら自分で手早く済ませるほうがスムーズではないかと思います。

1ヶ月持ちこたえたら皆と一緒

ベビーグッズイメージ

里帰りするとしても、皆さんたいてい1ヶ月で自宅に戻ってきますよね。

1ヶ月たてば、里帰りした人も、しなかった人も条件は同じ。

とにかく1ヶ月持ちこたえることができれば・・・ということだけをまずは考えて、産後の準備していただけたらと思います。

心配性なくせに雑な性格なので、他人におすすめできる内容ではありませんが、何かご参考になれば幸いです。

出産までにやっておいてよかったことはこちらにまとめています。

>>出産前にしておくことリスト~やっておけばよかったこと100~

里帰りなしでの出産で特にやっておいてよかったことはこちらにまとめました。

>>出産前にやっておいてよかったこと(里帰りなしの出産編)

里帰りなしでの出産についての記事一覧もよろしければどうぞ。

>>「里帰りしない出産」のカテゴリ記事一覧

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