妊産婦さん向けに冷凍弁当「ママの休食(きゅうしょく)」を試食しました。
これまでにない良質なお弁当で、使いやすさの面ではナンバーワンだと思います!
食事準備でお困りの多くの方に知ってもらいたいと思い、取り上げさせていただきます。
もくじ
ママの休食(きゅうしょく)ってどんなお弁当?
今回発売される「ママの休食」はこんな商品です。
- お米+おかず4種の冷凍のお弁当
- 産前・産後に必要な栄養バランスを管理栄養士が計算
- 電子レンジで温めるだけ
- 宅急便で配送
- 1,000円/1食(発売前のため管理人の予想金額です。)
「ママの休食」の説明を読んで、「私がまさにほしかったものはこれだ!」と感じました。
産後に大変だったことといえば食事の準備。
里帰りしなかった私にとっては、赤ちゃんの世話をしつつ自分のご飯を準備するだけで、毎日クタクタでした。
宅配の生協のお弁当、冷凍の総菜などを使って何とか乗り切りましたが、いつも空腹でした。
授乳のために普段よりもカロリー・栄養をとらなければいけないのに、どちらも足りていなかったかもな・・・という思いがあります。
そんな悩みを一気に解決してくれそうなのが「ママの休食」です。
ママの休食を知ったきっかけ
「ママの休食」を私が知ったきっかけは、「ママの休食」を監修する管理栄養士さんからTwitterで2020年1月末にお声がけをいただいたことでした。
私のアカウント(@pompom010)は、もともと食べ物ネタのツイートが多く、当時オイシックスの「うまみダイエット」について連続して投稿していました。
そこに、「妊産婦さん向けの冷凍弁当を商品化しようと思っています。商品開発のためにアンケート調査に協力していただけますか」という内容のメッセージをいただきました。
それはぜひ協力したい!と感じて、2回のアンケートに答えました。
その後、発売前のモニタープレゼントに応募したところ当選して試食させていただくことになりました。
「ママの休食」の種類
「ママの休食」は以下のような4種類の商品の発売が予定されています。
(画像は「ママの休食」クラウドファウンディングページより)
- 妊娠初期
- 妊娠中期
- 妊娠後期
- 通常食
通常食というのは、産後向け/旦那さん向けということだと思います。
いずれも、ごはん1品、メイン1品、サイド4品が入っています。
中身のお料理はランダムに届けられるため選べません。
(画像は「ママの休食」クラウドファウンディングページより)
カロリーは、体重管理や体調(つわり、血圧、むくみなど)に合わせて400~800kcalの中から選択できます。
(おそらく、お米の量でカロリーを調整してくれるのだと思います。)
定期コースでは5食セット、10食セット、15食セットの中から選んで注文します。
「ママの休食」が届きました!
「ママの休食」は注文後、10日程度でクール宅急便(冷凍)で届きます。(※日数は今後変更の可能性あり)
今回届いた宅急便の中身。
段ボール箱の中では、1食分ごとにプチプチで梱包されていました。
今回試食させていただいたのは3食。
「プレママごはん(葉酸・鉄・B6・B12など強化/500kcal)」というお弁当です。
取り出してみました。
箱の大きさ分かりますでしょうか。
このように2段になっています。
1食分で縦18cm×横12cm×高さ6.5cmくらいの大きさでした。
原材料はラベルシールに表示されています。
国産材料にこだわって取り寄せているそうです。
こちらがお弁当の裏面。
カロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維、糖質、塩分などが表示されています。
今回選んだ「柔らかもも肉の油淋鶏」のセットでは、カロリーは509kcal、塩分は1.7gでした。
「ママの休食」サイトによると、1食500kcalを標準として、400kcal~800kcalのお弁当を注文することができます。
「ママの休食」では塩分は2.5g未満程度とサイトにありましたが、今回実際に届いたお弁当では、1.6g~1.8gとさらに少なめでした。
「日本人の食事摂取基準2015年版」(厚生労働省)によると、食塩の摂取目標量は「18歳以上女性で1日あたり7g未満」とされています。
「ママの休食」1食なら、1日の目標量の3分の1以下におさまりますね。
「ママの休食」を冷凍庫に収納すると?
届いた「ママの休食」3食分を冷凍庫に入れてみました。
少しかさばりますが、プチプチに包装したまま入れたほうが安定しそうです。
わが家の冷凍庫は、415リットルの一般的なファミリータイプ冷蔵庫です。
冷凍庫がこれぐらい埋まりました。
5食×2人分(この3倍)なら余裕で収納できそうですね。
冷凍食品を他に入れず「ママの休食」だけ入れるなら、5食×5人分ぐらいまでいけると思いました。
それだけあれば大人2人で12日間食べられますが、毎週または隔週で配送してもらえるので、普通はそこまで買い置きしないかな・・・。
なお、フタはシールになっており、汁が流れ出ることはないので立てて収納して大丈夫そうです。
「ママの休食」を調理してみました
「ママの休食」を調理してみました。
「プレママごはん(500kcal)」の中で「柔らかもも肉の油淋鶏」のセットを選びました。
1食399g。
容器が10gぐらいでしたので、内容量390g前後でしょうか。
一緒に届いた調理方法の紙を見てみます。
容器の蓋シールを少しめくって開け、電子レンジで温めてください。
500W:5~6分 700W:4~5分
よりおいしく食べるなら
- 冷凍庫から冷蔵庫に移して、自然解凍します。(食べる日の前日に移しておくとGOOD。)
- 容器の蓋シールを少しめくって開け、電子レンジで温めてください。500W:2~4分 700W:2~3分
「よりおいしく食べるなら」の方法でやってみます。
前日に冷蔵庫に移して解凍。
シールを少しはがします。
電子レンジに入れて3分加熱してみました。
うちの電子レンジは低出力なんでしょうか。メインの油淋鶏がまだちょっと冷たい・・・。
管理人
電子レンジで調理が完結するというのはポイントですね!
産後、赤ちゃんのお世話の合間に鍋を出して調理するのはハードルが高いので、手軽なのはありがたいです。
「ママの休食」を試食
「ママの休食」を実際に食べてみました!
彩りがあざやかで、並べるだけでも美味しそう!
今回のメニューはこちら。
- ひじきと枝豆のまぜごはん
- やわらかもも肉の油淋鶏
- 揚げ豆腐とひき肉の炒め物
- ポテトオムレツ
- 野菜のソテー
- 貝柱とこんにゃくの煮物
こちらがひじきの混ぜご飯。枝豆も入って栄養たっぷりという感じ。自分ではこんなふうに具材を大胆に入れないと思います。さすがプロのレシピです。
余談ですが、お米がついた冷凍弁当って、意外と少ないんですよね。
以前はわんまいるの冷凍のお弁当もお米のついたコースがあったのですが、廃盤になってしまいました。
「お米もついた冷凍のお弁当」というのはありがたいです。
油淋鶏の鶏肉は一口サイズに切ってあって食べやすかったです!
ポテトオムレツ。オーブン焼きのようで、油が少なく、優しい味でした。
野菜ソテーも、しっかり歯ごたえがあります。自分でゆで野菜を冷凍するのとは一味違います。
今回のメニューでは、ホタテの煮物だけが唐辛子でピリ辛味でした。
どれも薄味ながらもしっかり旨味があり、満足できるメニューでした。
お肉もしっかり厚みがあり、満足感があります。
管理人
これを産後に食べたかったな。
他のメニューも紹介
他の日のメニューはこちら。
2日目、「ハンバーグのチーズグラタン」のお弁当。
- ハンバーグ+グラタン
- 野菜と焼きふの卵とじ
- アスパラガスとしめじの炒め物
- しらたきの煮物
- ひじきの煮物
- あまのりの混ぜご飯
3日目、「グリルチキンと野菜カレーソース」のお弁当。
- グリルチキンのカレーソース+焼き野菜
- ニラ玉
- 鯖のトマトソース
- 野菜の煮物
- 大豆とごぼうの煮物
- 十穀米のまぜごはん
※メニュー名はメイン以外は表示されていなかったため、想像です。
注文のさいにメニューを選ぶことはできず、日替わりでランダムに届けられます。
「管理栄養士が考案した60種類以上の和洋中のバラエティー豊富なお惣菜」と公式サイトでは紹介されています。
また、管理栄養士監修で、妊産婦に要注意の食材(水銀を含むキンメダイやマグロなど)も管理されているため安心です。
材料は国内産材料を厳選して使用。化学調味料・保存料・着色料は一切使用していません。
ママの休食の量は十分?
昼食として食べてみましたが、量としてはこれで満足でした!
出産後に使うことを考えると、授乳でふだんより空腹になることを考え、私ならお米多めのコース(700kcalぐらい)を選んだと思います。
他の宅配弁当は高齢者向けのものが多く、あっさりしているのと比較すると、「ママの休食」のメイン料理にはひときわ満足感があります。
野菜も多めで、コンビニのお弁当とは比較になりません!
1日1食でもこういったしっかりしたご飯を食べることができたら安心ですよね。
上の子に取り分けするなら?
第二子以降出産の場合にポイントになるのが「上の子に取り分けできるかどうか」ということ。
この点でも「ママの休食」は最高だと思います。
おかずはどれもヘルシーで、幼児に食べさせても違和感のないメニューでした。
管理人
1食に5種類もおかずが入っているので、好き嫌いのあるお子さんでもどれか食べることができると思います。
(ただし1食あたり一品程度は、トウガラシや黒コショウの効いた大人向けメニューがあったので、先に親が試食しておくのが安心です。)
3歳児~5歳児の必要カロリーは1,250~1,300kcal/日。1食あたり400kcal~450kcalが目安となります。
「ママの休食」では、400kcal~800kcalの中から選ぶことができますので、お子さんに取り分ける場合にはカロリー多めコースを選ぶのがよいと思います。
管理人
なお、取り分けのさいには、このように、中の仕切りだけ取り出すこともできます。
「ママの休食」の賞味期限は?
「ママの休食」の賞味期限は1年間です。
冷凍ですので、かなり長く保存することができますね。
ただし、家庭の冷凍庫では完全な温度管理ができませんので、賞味期限よりは早めに食べ切るのがよいのかなと思います。
ママの休食を作っているのはどんな会社?
株式会社SRACreativeって?
ところで、「ママの休食」を作っているのってどんな会社なんでしょう?
お弁当の裏面をチェックしてみたところ「株式会社SRACreative」(エスアールエークリエイティブ)という会社のようです。
最初にお声がけいただいた時から気になっていた点なので、求人サイトや公式サイトから調べてみました。
設立:2017年
事業内容:会計事務所サービスを母体に顧客の事業や健康までサポート
株式会社SRACreative(エスアールエークリエイティブ)は、セブンリッチ会計事務所という会計事務所を主体とし、東京でb{stoic(ビーストイック)というトレーニングジムも運営。
NO BOUND(ノーバウンド)というブランドで、トレーニングジム向けの食事管理プログラムの提供もしています。(食事指導を受けたいトレーニングジム利用者を管理栄養士がサポートするというサービスのようです。)
健康志向の食事を開発するという流れで「ママの休食」も生まれたということだと思います。
会社の代表取締役は公認会計士歴十数年で30代の公認会計士さん(税理士・行政書士資格保有)でした。
管理人
とちょっと驚きましたが、思えば士業で本業以外の事業を起こされる方ってけっこういらっしゃいますよね。
代表のプロフィールの趣味の欄には「ウェイトトレーニング」とありましたので、そこからジム経営→ジム向け食事サポート→妊婦向け弁当事業と広がってきたのだろうなと、なんとなく納得です。
「ママの休食」を立ち上げた管理栄養士さん
「ママの休食」を立ち上げられたのは、株式会社SRACreativeの管理栄養士さん。
「ママの休食」のサイトに書かれたメッセージからも、
という気持ちが伝わってきます。
(「ママの休食」クラウドファウンディングページより引用)
読みながら、「私が産後に本当に欲しかったお弁当ってこれだなー」と涙が出そうになりました。
調理しているのは?
「ママの休食」ってどこで調理しているのかな?と思い調べてみました。
調理しているのは、株式会社SRACreativeとは別で、株式会社AIVICK(アイヴィック)という会社でした。
こちらについても公式サイトなどから調べてみました。
設立:2005年
事業内容:健康経営支援ソリューション事業、個人最適ウェルネス事業
株式会社AIVICK(アイヴィック)では、TAVENAL(タベナル)という冷凍の宅食ブランドを展開しています。
「ママの休食」はこのAIVICKの富山工場で調理しているんですね。
専門の食品工場で製造されているということで、衛生面・品質管理面でも安心できるなと感じました。
「ママの休食」の残念な点
さて、「ママの休食」は私の目から見ると妊産婦さん向けのお弁当として完璧!最高!と思うのですが、やはり残念に思う点もあります。
利用される方にはデメリットも知っておいてほしいと思い、あえて欠点を挙げてみました。
保管に場所をとる
「ママの休食」はプラスチック容器に入っており、冷凍庫の中ではそこそこ場所をとってしまいます。
他の冷凍食品は減らして、「ママの休食」メインで備蓄するという使い方をすることになると思います。
冷蔵庫の小さいご家庭は、ぜひご出産前に買い替えを検討なさってください。
大きい冷蔵庫への買い替え~出産前にやればよかったこと~食物アレルギー対応ではない
残念ながら、食物アレルギーには対応していません。
今後、販売規模が拡大すれば、卵などの主要なアレルギー食材に対応がされることを期待したいです。
辛い味付けのものがあるので幼児には与えづらい
味見してみると、思いがけず黒コショウの効いているものや、エスニックでピリ辛味のものがありました。
幼児(上の子)に取り分けるさいには注意が必要です。
ピリ辛のものは添付されるであろうメニュー表などで表示してくれるといいなぁと思っています。
均等に加熱しづらい
電子レンジで調理するため、メインのお肉などは温まりづらいです。
追加で加熱すると、小さいカップに入った他のメニューが熱くなりすぎてしまう場合も。
これは、メイン料理がボリューム満点なことの裏返しなので、あきらめないと仕方ないですかね。
食欲がない時に小分けしづらい
つわりなどで食欲のない時に、食べられそうなメニューだけ小分けして出すことが難しいところ。
一応、メイン以外のおかずは小さいカップにはいっており、2品ずつ取り出すことができます。
ただ、衛生面や、事前に冷蔵庫に移して解凍することなどを考えると、おかずの一部を取り出すことはあまり現実的ではありません。
これは、電子レンジ一発で手軽に調理できるのと背中合わせのデメリットかもしれません。
白米が選べない
カルシウム・鉄分の強化のため、お米はお米は混ぜご飯や十穀米がメインとなっています。
素人では思いつかないような取り合わせなのでありがたいのですが、毎日食べていると「白米食べたい・・・」と思うような気もします。
幼児に取り分ける場合も、好き嫌いがありそうですので、ぶっつけ本番で産後に利用を開始するのではなく、事前に何度か食べさせて、混ぜご飯に慣れさせておく必要がありそうです。
注文から到着まで10日程度かかる
今後改善の可能性もありますが、現状では注文から商品到着まで10日程度かかります。
欲しいときにすぐには届かず、届いたら次の到着日までに食べ切らなくては冷凍庫があふれてしまいます。(原則として定期購入のため。)
「1日1食は『ママの休食』を食べる!」と割り切って計画的に消費する必要がありそうです。
お値段が1食1000円程度(見込)
お値段は現時点では公開されていませんが、クラウドファウンディングの金額を見ると、商品化後は1食1,000円程度となると予想されます。
普通の感覚では「高すぎる!」となるのかもしれません。
ただ、国産食材にこだわるなら、これが適正価格なんだろうなという気もします。
(同じく国産にこだわる「わんまいる」の冷凍弁当も1食1000円前後です。)
個人的には、産後はある程度お金を使うと決めて、その範囲内で自分を楽にするためにお金を使っていくのが正解なのかなと思っています。
>>里帰りなしの出産で産後にかけたお金~産後ケア・産後ヘルパー・宅配弁当~
「ママの休食」がおすすめな点
以上から、「ママの休食」が妊産婦さんにおすすめしたいポイントをまとめました。
- これまでにない、妊産婦さんに特化した宅配弁当
- 管理栄養士監修
- 品目数が多い+お米がついている
- 国産食材使用。化学調味料・保存料・着色料は一切不使用
- 調理は電子レンジで完結
- 冷凍のため賞味期限が長い
「ママの休食」はいつから買える?クラウドファウンディングがスタート!
「ママの休食」を買いたい!と思われた方もおられるかもしれませんが、現在はまだ購入できません。
クラウドファンウンディングが2020年3月16日からスタートした状態で、4月末に発売予定です。
クラウドファンウンディングとは、新規事業のための資金を募集し、事業が成功したさいに支援者に報酬(リターン)が配布される仕組みですが、「ママの休食」で配られるのは「ママの休食」のお弁当5食(または10食)!
到着は2020年5月の見込みです。
純粋な資金集めというよりは、広報目的でクラウドファウンディングを利用されているのかなと感じました。
2020年4月末から注文受付開始。5月以降に到着する見込みです。
その後は、注文後10日程度で到着することになっています。
おそらく、もっとも早く入手できるのは、クラウドファウンディングでの報酬だと思いますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
「ママの休食」クラウドファウンディングのページはこちら ↓
>>妊産婦さんを救う!休養と栄養をお届けする宅食ブランド“ママの休食”を広めたい!
また、「ママの休食」が正式に発売されたらこのブログでもご紹介します!
産後向け宅配弁当屋さんランキング【20社を食べくらべました】 わんまいるの冷凍弁当を試してみました!~産後を楽にする弁当宅配~- 「産後のわが家の食事(1)~里帰りしない出産その後~」
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